専業主夫志望の男が一年間育休をとってみた

専業主夫を目指す男が育休取得を機にプレパパから専業主夫へなるまでの道のりを記す記録。

専業主夫の育休最終日です

ご無沙汰しております、日本のカリフォルニアこと浜松でひっそり主夫をしているものです。

約1年半の育休生活も、残すところ本日が最後となってしまいました。

 

だらだらと書いたり書かなかったりの育休中のブログでしたが、

職場復帰後は時短勤務の主夫ブログになる予定です。

時間がないからこそ短時間で記事を仕上げる、を目標により一層精進していきたいと思います。

 

さて本題の育休最終日に思うことですが、正直「あ〜、次の月曜からは会社に行くんだな〜」ぐらいにしか思っておらず、危機感にややかける感じがします。

今週は慣らし保育をしつつ自分が復帰した後の朝夕の動きをシミュレーションする期間でした。

朝は6時半に起きて朝食の準備〜保育園登園〜空いた時間に作業・家事〜

お昼にお迎え〜午後遊び〜夕飯準備〜入浴・寝かしつけと、

息子と2人っきりの時よりは少し余裕のある毎日でした。

しかし、車の送り迎えが思ったよりもストレス、洗濯や掃除・買い物のタイミングが今までと異なることへのストレスなどなど、やはり今までの生活リズムと違うことをやるとすぐにしんどくなりますね。

これも復帰してしばらく回していけばだんだんと慣れていくのかな…。

 

育休を取って家事・育児をしていく中で、会社で働いているだけでは見えなかったこと、

知りえなかったことがこんなにもたくさんあるんだなぁと気づかされました。

「1年もの育休を取っている専業主夫」ということで各メディアの皆様には面白がられ、

テレビに出たり新聞に載ったりラジオに出演したりブログに載ったりと、

いろんな人に知っていただく機会をいただきました。

おかげさまで様々なフィールドで活躍している人たちと知り合え、

面白い話をたくさん聞いたりイベントに出たりと貴重な体験をすることができました。

浜松の子育てNPOさんからは今でも声をかけていただけ、先日はなんと市長とお話しする機会もありました。 

 

浜松では地域の子育てサロンリトミック音楽教室ベビースイミングに男単身乗り込んで驚かれたりもしました。

予防接種でいつもお世話になる小児科のおじさん先生に至っては、

「今日はお母さんどうしたの?」と毎回言われ何度心くじけそうになったことか。

ママ友できずに一人ぼっちの育児に泣きそうになったこともありました。

児童手当の受給手続きに行くと「普通は(収入の多い)ご主人の方を受給者にするんですけどね〜」なんて嫌味を言われることもありました。(妻の方が収入の多い夫で悪かったな!)

親子広場に参加していると「いいパパですね〜」「奥様羨ましい〜」と言われてヤキモキすることもありました。

その他、ベビースイミングの体験に行くと男性更衣室にはベビーベッドがないから

パパ一人でのベビースイミング参加は想定してませんとか、

男子トイレにはベビーベッドなくてオムツ替え大変だったとか、

授乳室には入れないからオムツ替えスペースでミルクあげたりとか。

男の育児にはまだまだ困難が付きまといます。

 

それでも地域のおじちゃんおばちゃんからは散歩してると声かけてもらえるし、

消防隊のお兄さんは消防車に乗せてくれるし、お店では店員さんに優しくしてもらるし、よくしてもらえることもたくさんありました。

育休後半には主夫友やママ友ができて息子を一緒に遊ばせる機会があって、

この歳になっても友達ができるもんだなぁと嬉しく思ったりもしました。

妻からは「最近たくさん話してくれるようになったし、初めて会った人とも臆することなく話せるようになった。引っ込み思案が解消されたんじゃない?」と評価をいただきました。

コミュ障が改善されたのは紛れもなく子育てしていたおかげですね。

家事育児をずーっとやっていたおかげで、自分の中に自信の持てる軸ができたというか。

家事育児をこれからもライフワークとしてより深めていきたいなと。

 

仕事に戻っても主夫であることは忘れずに日々を過ごしていきたいですね。

仕事も大事だけど、何より家族の幸せが最優先。

息子には色々な世界を見せてあげられるようなパパになりたいです。

頑張るぞーっ!